琴坂映理さん個展「猫の宝島探検隊」に行ってきました

03/07/2008

2月22日(金)は、高円寺の猫の額さんで開催された、
琴坂映理さんの個展「猫の宝島探検隊」に行ってきました!

琴坂さんは、昨年の「ひなまつり~五人展~和猫絵巻」ではじめて鑑賞、
取材させて頂いたのですが、琴坂さんご自身の個展というのは、
今回が初めてなんだそうです!うきうきでレッツ・ゴ~♪♪

それにしても、凄い作品量です!絵も立体作品もポストカードもあって、
ストラップ、コースター、バッジ、キーホルダー、シールなど盛り沢山!
初個展と思えません・・・和猫絵巻展のときも、たくさんありましたもんね。
看板や、プリントなど、細かいところまで作ってあって、さすがです。

このバッジは可愛いですね。猫ちゃんの頭の上の石の色と
猫ちゃんの色柄とで、どれがいいかな~と選び迷っちゃいました♪
よくよく聞いたら、誕生石なんだそうです。わたしが買ったのは、
1月(ガーネット)2月(アメジスト)9月(サファイヤ)
11月(シリトン)と選んで買っておりました。気付いていなかったのに、
自分の誕生石をちゃんと選んでて、よかったです*

さて、まず、絵画作品を観ていきますね~♪

なんか、ちょっとずつ増えているのが、面白いですw

猫の、見上げる視線、姿勢って好きです。
そしてなだらかな後姿、腰まわりが、たまりません♪

そうそう、Tシャツもあったんですよ。これって、展示会やイベントのとき
着たらいいでしょうね~♪

イラストちっくなタッチと、原画タッチと、
すっきりタッチとあって、趣味で選ぶのにぬかりなし!って感じです*

今回の個展では「猫の宝島探検隊」という題名の通り、
探検隊の2人(2匹・キジトラのショウ、スポットのグレ)が
猫仲間の間で噂になってる、伝説の島「トパゾン島」を探検する
という物語になっていて、絵と、立体と、両方で
ストーリーが楽しめるようになっていました。

すごい描き込まれてますね~!
島には、綺麗な石がたくさん生えていて、この工房では、
希望すれば、その石を装飾品にしてもらえるようです。
また、その石から人間国とトパゾン島の行き来ができるそうな。
手前右の猫がななめにかけている、赤紫色の石がとっても素敵!
この色いいなあ~!!!一目で好きになりました。
あと棚の一番上にある、入れ物の蓋も紫色(濃い目)なんですよ。
この色もいいな~♪♪と、えらいピンポイントで目がらんらんです*

これもまたすごいですね~!トパゾン島の宮殿でボスと豪華な晩餐会(?)
赤いスカーフが、ショウで、青スカーフが、グレ。
それにしても壁の柄とか、後ろの赤い壁の色柄とか、
とっても地中海っぽいですよね。

海の中に棲む「海猫(うみねこ)」の「テペシエ姫」。
なんとも、魚が可愛い。あと、水底がカラフルで素敵だw

これが、その、あちこち生えてる石に棲む「石猫」。
この石は、猫さんのお家なのね。
う~ん。振り返り猫のなだらか腰がい~い♪(嬉*)

これも石猫。この絵と同じものが立体作品で作られていて、
絵と見比べるのも、楽しかったです。こう、ちょこっと、
後ろから見える顔を出してる小さな猫たちがいいんですよねーw
こちらの石は「ガーデンクオーツ(庭園水晶)」。
水晶の中に森が閉じ込められているそうです!

この緑色、綺麗なんですよー。上のお花のつる加減といい、
下の太い、蕨みたいな蔓といい、あと、緑の四角い石が、
なんともかんとも、寒天に見えてしょうがなくて、美味しそうで(喜*)
こちらは「フローライト(蛍石)」といい、
紫外線を当てると蛍のように光る石なんだそうです。

はい、この絵好きです~!!!猫が嬉しそうなのが嬉しいw
下の黒いちび猫がめんこい!!!そして、石の赤紫色が好き♪
この石は、ガーネットで、またたび効果があるらしい・・・(なるほどねw)
ガーネットは、柘榴(ざくろ)石と言い、
柘榴のような結晶形で様々な色を見せるんだとか。

そもそも、トパゾン島が何処にあるのかわからない。そのため、
トパゾン島に棲む猫たちが、ときどき空に舞い上がって
風に乗り降ってくるらしいという話を聞きつけ、待機する。
そこへ、降って来る猫達がいたので、挨拶し、日本の猫缶や
キャットフードと引き換えに、空中散歩で連れってもらうことになった。
「いえ~い!たのっしいいぃいいい~☆」という声が聞こえてきそう。
海に大きなイカとタコがいるのが、ちょっと怖いですが・・・。
この海の青色がめちゃめちゃ綺麗で、いい色ですね!!!
あの赤紫色についで、好きな色ですよ*

海辺に居るのは、海猫の女王様。王座の石は、セレスタイト。
天青石といい、天の空色という意味の名前だそうです。
ところで、女王様の首飾りをお手手でちょちょいといじっている
グレがツボですw あと、後ろの色とりどりの蔓植物が好きですわ~♪

いや~。なんてのどかなんでしょうか。海には海猫、傍らには、石猫。
空には飛んでる猫たち、そして桜の木にしなだれる猫たち。
これを極楽といわずして、なんといいましょうか。

展示の上のほうに飾ってあった、この3点、とっても素敵です。
琴坂さんは、現在、飼ってる猫が4匹、外猫も4匹いて、
今回、この猫たちをモデルに絵を描いたそうです。

この指輪の絵を描いた時に、もともと、原石が好きで、
その好きな原石を使って、フィギュアを作ってみたら・・・と
猫の額の木村さんからもご提案があったこともあり、
今回、このストーリーになったそうです。

これが、その、原石猫フィギュア。絵にあわせて33対作成し、
初日からとても人気で、わたしが取材に行ったときには、
こんなに少なくなってしまっていました・・・!!
(あってもほとんど売約済みでしたね)

「原石は、卸販売で、ちまちまと買いました。
 普段だったら買わない石も、個展で使うからと
 買えたことが嬉しかったですし、その石を生かして
 制作できて面白かったです。原石は普段持って歩けないですからね」

「この地図とかも作ったんですけど、子供さんが見てくださって、
 ほんとに、あるんだー?!と目を輝かせてたので、
 ほんとにあるんですよー☆と、お伝えしましたが、
 うそというか、フィクションの世界ですよね。
 どんな面白いフィクションの世界を楽しんでもらおうか、
 考えるのが楽しいです。もともと、西洋のもの、洋風なもの、
 航海とか、地中海とか、地層とか、化学、鉱物などが好きなので、
 原石と、猫と、地図やら、
 100%好きなものを作ることが出来て楽しかったです」

「絵を観ながら、ジオラマを動かして
 遊んでもらいたかったのですが、ほとんどが売れてしまいました」
と琴坂さん。

確かに、今、石ブームですが、原石だけを買うことって
滅多に無いと思いますし、大きすぎる原石は買えない。
それが、ちょうどよい手頃な大きさの自然の形で、
そこにあうように、猫のフィギュアが一緒に居る。
この組み合わせというのは、なかなかいいアイディアだなあと思いました。
猫好きな方も、石好きな方も、風水やスピリチュアルないろんな癒しに
興味ある方にも、喜ばれるものですよね。人気あるのが頷けました。

この、中が透明な不思議なのは、人造テレビ石だそうです。
初めて知った!!中の、細長い繊維状の結晶が平行にくっついていて、
下にあるものが映し出されて、浮き上がって見えるようです。
グラスファイバーと同じ性質なんですね!
他にも、たくさん可愛いものがありましたので、ずら~っ!とご紹介。

観てるととっても迷いますよー。猫で選ぼうか、石で選ぼうかで・・・。
石の意味(財運が上がるとか、仕事のお守りになる、とか)まで考えちゃうと、
困ってしまいますね。この日いらしてたお客様もかなり迷っておいででした*

特徴があって面白いものをまとめてみました。
上左:海猫と魚が一緒のは、猫が目の色が違ってこってますね!
上右:たこが!!たこがいる~!!(喜*)
下左:上の猫ちゃんのなんともいえない表情が・・・w
下右:3匹の微妙な位置関係と、この得体の知れない形は・・??w

「これからも猫の色んな面白い瞬間を絵にしていきたいし、
 トパゾンももっともっと作り込んで、まるで本当にある島のようにしたいですね。
 絵本も作ってみたいです」

おお~☆楽しみです!確かに、今回限りでは勿体無い、
次回に続けばいいのにと思ったので、嬉しいです*
次はどんな物語で、どんな猫ちゃん、どんな石になるんでしょうか。
絵本も興味深いです♪

そんな琴坂さんですが、今年の10月に、猫の額さんで、
和猫メンバーの皆様(菅野ゆうさん、おおやぎえいこさん、篠原知子さん)と、
 『和猫絵巻 紅葉の乱』を開催されるそうです。(10/10~10/22)
こちらは、がらりと変わって和の猫ちゃん、新作だそうです!楽しみです!
皆さん、是非、いらしてくださいね~☆

ところで、これだけ、いろいろな原石がありますが、
どの石が一番お好きなんですか?と、琴坂さんに、きいてみました。

「原石で好きなのは、やはり、ガーデンクオーツ。水晶です。
 水晶に始まり、水晶に終わるとよくいいます。
 原石には、いろんな景色があるんです。
 加工された磨かれた石ではなく、原石ならではの、
 いろんな支柱があって、それが、ミニチュアワールド、
 盆栽みたいな、結晶の景色をみることができるんです。
 私は、この景色が大好きなんです。
 水晶という鉱物の中に、別のものが入っていたり、錆が入ったりする。
 それが、まるで、風景が閉じ込められているようなんです」

「水晶の中には、水が入っていたりすることもあるんですよ。
 この水は、何百年何万年前の水で、
 そのことを考えたら、これだけで太古の浪漫です。
 原石というのは、1年やそこらでこんな形になるものじゃないですからね」

お話を伺っていて、なんとなくピンと来たのは、猫たちにとっても、
このトパゾン島は、宝島だけれども、琴坂さんにとっても、
原石というのは、限りなく、宝島のような存在なのかなと思いました。

原石の中に在る、そこでしか見えない、見ることができない、
偶然の産物が生んだ、時間とともに閉じ込められた、結晶の景色。
原石の中では、ただただ、永遠であり、無限です。

くるくると変る猫の瞳のように、原石の中でも、その景色は
刻一刻と、見る時によって変わることがある。
宝島で宝物を、いかに、発見できるかどうかは、
原石を目にして、自分がそこに、どんな景色を見ることができるか、
なのかなと感じました。

石と言っても、今回の琴坂さんの場合、原石、
鉱物ですから、形が整えられた磨かれたものとは違います。
生まれてきてから、今まで、石には石なりの時間と歴史が刻まれ、
同じ種類であっても色も形も中の結晶の仕方もまったく違い、
同じものはひとつとありません。

琴坂さんが好きな、原石と、猫と、
わくわくするようなフィクションの宝島探検の世界。
海を渡って、空を舞い、地図は遥か、羅針盤は回る。
とびきり不思議な、見たことも無いものと出会いながら、
あなたが見つけることができる、たったひとつのお気に入り、
あなただけの宝物を探す旅は、いつでもすぐそばに、
わたしたちの身近にあるものなのかもしれません。

いや~!今回は、楽しすぎて、ほんと、
遊びに行って、まったりと和んできてしまいました*

琴坂映理さん、素敵な楽しい個展を、どうもありがとうございました!


●琴坂映理さん 「EriN's Room~空想の時間」
 http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Eerin/

●猫雑貨&猫ギャラリー 猫の額
 http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/
〒166-0003  東京都杉並区高円寺3-20-11 1階
TEL&FAX:03-3317-3115  OPEN:am12:00~pm8:00 木曜定休
ACCESS:丸の内線新高円寺駅より徒歩2分/JR高円寺駅南口より徒歩9分
詳しい地図はこちら
 http://www6.speednet.ne.jp/%7Enekojarasi/hpdeta/newpage18.html



ギルドアートスペース游 川村千夏 水彩画展「重奏」~森の響き~ に行ってきました

02/29/2008

2月13日(水)は、南青山にある、ギルドアートスペース游さんで開催された、
川村千夏さんの水彩画展「重奏」~森の響き~ の取材に行ってきました!

川村千夏さんのことは、存じ上げなかったのですが、
ギルドアートスペース游の、木戸晴久さんから素敵な年賀状をいただき、
また、木戸さんの額入りの蓮の花のお写真などプレゼント頂き、
そのときに、川村さんの個展のDMも拝見。紫色の幻想的な色使いに
とっても魅かれ、わくわくで行ってきました。

ドアを開けると、目の前に、急な階段がおでまし!
でもなんとも、木のいい香りがします!さ~進んで行きますよ♪
既に、どなたかのお話声が聞こえてきてます。

う~ん♪緑の匂いというんでしょうか。香ってきそうです。

階段の上がり口で、既に、降りたり上がったり近づいたり遠ざかってみたり。
ここだけで充分「春らしい、緑の洗礼」を受けた気になりました。
この階段部分は、過去のグループ展に出された旧作だそうです。

植物の枝の向きが日に向って伸びてる感じで生きてる気がします。
普段何気なく見ているはずのお野菜なども、こんなに嬉しくなるような
緑色だったっけ?と思ってしまいます。思わず、くんくんと鼻を近づけたい。

うわ~!壁にたくさんかかっています!気分が高揚してきます!
木戸さんと、川村さんと初ご対面でご挨拶♪
まず、「ギルドアートスペース游」の木戸さんからお話し伺ってきました。
ギャラリーとしては、一昨年の7月にOPENしたばかりだそうです。

「自分の世界で勝負する人、絵を描く人、作家さんなどは、
 作品を見ていただくことが一番だと思いますが、
 作品が欲しいと思われる方が求めやすい価格帯のものを展示の構成として
 考えていただくよう、強制ではありませんが、お願いしています」

「作家さんのオリジナルの世界は勿論ですが、
 私のほうでもミニ額を集めています。
 作家さんの方向性に合わせて、お好きな額を選んでいいただき、
 その額を使って何点か作品作りをしていただいています。
 これは、皆さんから面白いと好評いただいてます。
 作品サイズも小さくお求めやすいので、来てくださった方に、
 こういうものもあるんだ、と楽しんで頂けるよう、この狭い空間に
 いっぱいの盛り沢山感を味わって満足して帰って頂きたい。
 観たなあ~☆という、充実感を演出できるよう、つとめています」

確かに!1階から階段を上がって、上がりきると、かくかくとした壁つたいに、
たくさんの絵がぐるり飾られていて、まるで、温室にいるみたい!
狭いといっても、ちゃんと椅子もあるので、のんびり見てしまいます。

「グラフィックデザインの仕事をしていますが、
 もともとは、高校生の時から美術部で油絵を描いていました。
 作家になりたいとも思いましたが、いざ、絵でやっていこうと考えた時、
 自分の描写力、デッサン力などの技術もさることながら、
 自分の内面から湧き出る、モチーフ、テーマなどの、
 制作活動を続けられるだけの、湧き上がる創作意欲が
 果たして自分にはあるのだろうか。やっていけるだろうか疑問でした。
 この頃、デザインというものに目が行きました。
 デザインというのは、販売の為、カタログやパンフレットなど
 見せるためなど、目的が最初にある。
 はじめに枠ありき、で、その枠の中で、どうデザインをしていくか。
 この世界なら、制作を続けられるんじゃないか。
 枠があったほうが、自分をいかせるんじゃないか、そう思ったんです」

木戸さんのお話を伺いながら、それで、額を集めて、
作家さんに薦めているんだー!と、気がつきました。

「その後、ずっとデザインの仕事をしていますが、それでも
 なにかを作りたい、表現活動をしたいと、いつも思っていました。
 カメラで写真を撮るのが好きなので、散歩がてら植物など
 自然の造形を撮っていたのですが、ある時オリジナルの写真を
 第一印象にしたがって加工をし自分の感覚に近付けたところ
 やっと表現手段に出会えたという思いがしました。
 自分では、フォトイラストレーションとよんでいます」

「例えば、見た風景を、これいいなと思って写真を撮ってみても、
 実は電線やいろんなものが写っていて、こんなだったっけ?
 そうでもなかったということがあります。
 主観を交えて見ているんですね。もともと電線や他のものもあったのに、
 見えていたのに、見ないでいた。見たいものだけ見ているんです」

木戸さんのお話を伺っていて思ったのは、わたしも経験ありますが、
パソコンで、撮った写真の色調などを変えていくと、赤くなったり、
紫になったりして、随分雰囲気が変わって面白かったりします。
そのくらいしか知らなかったので、写真を加工する表現方法について
今回初めてお話し伺えて、嬉しかったです!!

「実は、この青山の地には、30年近く住んでいます。
 近くに緑が多く、美術館もあって気に入っています。
 数年前のリフォームを機会に仕事場を、
 展示にも使える全面杉材のミニスペースとしました。
 うまく使っていただけたらと思います」

この日は、次から次へと、お客様がいらしてまして、
皆さん、とっても喜んでて、嬉しそうに、
川村さんとご歓談されているのが印象的でした。
わたしもそうなんですが、皆さん、たくさん展示されている絵に
「うわ~♪」とうっとり満喫し、どれを買おうかしらと選び迷ってました。

このミニスペースは、一度見てはまる方ははまると思いますね。
癖になります。いつまででも、まったりと見れる、
木戸さんや作家さんともお話しできる寛げる空間です。

川村千夏さんは、多摩美術大学の染織デザイン科を卒業し、
テキスタイル関連会社の企画で勤めたあと、
フリーの図案家を経て、イラストレーターとして、
2004年から個展などを開催しているそうです。

「染織というのは、いっぱい工程を重ねて作りあげていくので大変でした。
 絵は工程はあっても、ダイレクトにでますから。
 でも、離れてしまった今となっては、やりたいとも思いますね。
 2000年くらいから、イラストレーターとして挿絵のお仕事をしたり、
 童画や雑誌、植物画のお仕事をしています」

この日、そのたくさんいらしたお客様の中に、
日本児童文芸家協会の浜野木碧さんがいらしてました。
わたしは、初ご対面なのですが、
なんでもグループ展に参加したときに、浜野木さんが
川村さんの作品ファイルをご覧になり、
「この方なら、安心して任せられる!」と声をかけたんだそうです。

「子供部屋の絵を見て、光の加減を描くのが上手だなと思いました。
 他にも、池袋アーティストガーデンの絵本の絵や、
 詩のサロン『すすき』でも、皆さんから大評判でした」
と川村さんを大絶賛の浜野木さん!

「来年6月に、すずき出版から、
 『こどものくに タンポポ版』という絵本を出版予定です。
 文章は私、浜野木碧が。挿絵を川村さんに描いてもらいます。
 皆さん、是非、楽しみにしてて下さいね!」

おおおお~!川村さん、おめでとうございます☆
来年、たぶん、すぐですね* 発売されたら是非お知らせ下さい♪
ちなみに、浜野木さんは、こちらの小さな額絵をお求めになられました。

これは、わたしもいいと思いました*
木戸さんも、一目見てすぐ「いいね」とおっしゃったそうです*
さすが、お目が高い(喜)額とまたあってて、可愛いんですよね。

「水性インクで描いているんですが、グリーンを中心に植物画を描いています。
 季節感を大事にしながら描いていきたいと思っています。
 木戸さんから、たくさん作品を飾って下さい、
 描いて下さいと言われていたので、少ないかなと思い、
 童画や、猫のスケッチを足しました」

「木戸さんからお話しいただいて、ミニ額を選ばせていただき、
 その額にあわせて何点か描かせていただきましたが、
 額のおかげで、額に描かせてもらった、
 額に導かれて描くことができました。ミニ額のおかげで、
 バリエーションが増え、今までに比べて、少し発展したように思います。
 今回の個展で、作品をたくさん揃えるというのは、大変でしたけど、
 普段から対応できるように、描き続けることの大切さを、とても感じました」

ここで、木戸さんからお話しが。
「イラストにしても、絵画にしても、
 量を描けるということは、長く続けられる条件だと思います。
 量を揃えられる力があるということは、ベースがあるということ。
 仕事が立て込んで忙しくなっても、
 こなせるパワーがあれば生き残れる力になります。 
 集中していい作品を生み出す素地になりますね」

このお話を伺って、続けていくことって、とっても難しくて、
辛くてキツクて大変だけど、だからこそ、大事なんだなと思いました。
続けることによって、いろんなことに対応していく力になる。
続けなければ、ベースができていかない。
諦めれば、今以上に芽は伸びない。そこから先が、見えてこない。
思い描くものや、来るべきであろう段階に到達しない。
続けていくことというのは、大きいですね。。。

川村さんの、青々とした緑いっぱいの、伸びゆく生命力と、
華やかで、お花屋さんにいるような、お花の一番いい表情を、
いろんな角度から眺め仰ぐような、夢のようなひととき。
まったりと落ち着いてしまう雰囲気の中で
長閑な青空に、ひとすじ消えゆく、飛行機雲のように
お2人の言葉が、こころに映った気がします。

もしかしたら、普段から何気なく思っていることも
感じていることも、百も承知だと思い込んでいても
今日、ここで、この場所で、このようにお話しをお伺いできたことは、
とってもしみいるものがあります。忘れちゃいけないなと思いました。

「グループ展が多かったので、個展でどうなるかなと思ったのですが、
 見に来てくださった方に喜んでいただけて(?)嬉しいです。
 これからも、グリーンを中心に、季節の変化を丁寧に感じ取って、
 更に絵として形にすること、描き続けていけたら幸せです」

川村さんが、とっても落ち着いた温かい雰囲気の方で、
木戸さんともお話ししたりと、結局閉店時間まで寛いでしまいました*

そうそう、わたくし、記念に絵を買ってきたんですが、最後まで迷いました。
そんな、ベスト3をご紹介!まずは3位!

こちら、小さいんです。額にあってて、素朴な感じがいいな~♪と思いました。
コテージとかあいそう♪次、第2位は2枚です。

この、溢れ出そうな緑色!!
すごいですよね~。なんか、この絵を見ちゃうと、
何かで悩んでたりするのが勿体無く感じてしまいます。
なせばなると思えてしまう、不思議な誕生感があります。

もう1枚は、DMにもなった絵ですね。
壁の高いところにかかっていたので、まじまじと見れなかったのですが、
この光景を見に行きたいです。何処に行ったら見れるんだろう。
遠く遥かな憧れの地です。さて、第一位は3枚あります(笑)

天井近くにあった黄色いお花は、なんか魅かれましたね。
額が黒くて太かったのが気になったのですが、可愛くて。

赤いお花のは、「太陽」という題名なのですが、ほんとその通り。
額がかっこよくて素敵なのですが、自分の家の壁に飾るとなると
ワンルームマンションの真っ白な無機質な壁に飾るのが、
なんか勿体無い気がしてしまうんですよね・・・。

こちら、紫色の「ビロード」という題名の絵も、額が素敵で!
しっとりとお淑やかで。ギリギリ最後まで買っちゃおうかな~と悩みました。
閉店時間まで考え、最終的に買ったのが・・・こちら。

ふっふっふ♪普段、猫を描かない川村さんが描いたという、
猫の絵を購入させて頂きました♪ この顔が~!見ると安堵します~♪
川村さん曰く、
「猫好きではないんですが、なぜか猫好きな人が周りに多く、
 作家さんも猫好きな方が多いので、よく高円寺の猫の額さんに行きます。
 猫の絵は描かないの?とよく聞かれるのですが、描きませんって
 答えてたんです。でも今回、たまたま家によく来る猫が、動かないで
 止まってくれていたので、これも縁、と思い、描く決心をしました」
これは!またとない、貴重ないっぴんでしょう(喜*)

今日一日、とっても楽しかったです。ゆっくりとお話しもお伺いできて、
川村さんの描く、お花や植物の、生き生きとした表情が鮮やかで。
木戸さんのご用意された額も素敵なものばかりで、普段見ていなかった、
見ようとしていなかった知らなかった一面をたくさん、見ることができました。

ギルドアートスペース游の木戸さん、川村千夏さん、
どうもありがとうございました!


■ギルドアートスペース游
 http://www2.rosenet.ne.jp/~kdsy/
  〒107-0062 東京都港区南青山4-6-10-201
  TEL:03-3497-9527 FAX:050-5201-6494 
  銀座線/外苑前(1a出口) 徒歩8分
  銀座線・半蔵門線・千代田線/表参道(A4出口)徒歩11分

~おまけ~
当日は、行きからちょっと楽しいことがありました。
銀座線の外苑前駅の1a出口で降り、
右手に「ベルコモンズ」を確認し直進、「南青山3」という信号で、左折。
そのまま下っていく途中で、猫を発見しました!ビルの1階の店頭に
ちょこんと気持ち良さそうに丸くなってました。か・可愛い!!
撫でたい衝動を抑え先に進みましたが、嬉しいです。幸先いいですよ~♪
(わたしは、車の中からや、道を歩いてるときに
 猫を発見するのが特技でして、猫を1日1回でも見れると
 幸せな気持ちになるのでしたw)
左手に「青山ザ・タワー」が見えたのを確認し、そこの信号を右に渡ります。
そのまま直進し、左手に「アウラビル」が見えたら左折。
あとは、左手側に、「大塚歯科」「青南マンション」、
右手にクリーニング屋さんが見えて、左手に「太田邸」が見えたら左折。
突き当りを左に曲がって、また突き当たりを右折すると、
2階建ての白い建物で、1階にドアが4つ並んでいて看板が出ていました!
ここか~☆ちょっと迷っただけで意外にすぐ辿り着けました*

そして、閉店時間までいた、ちてな。川村さんと一緒に帰りましたが
途中、川村さんに案内していただき、住宅街の中をぬっていったのですが、
何度も出勤(帰宅?w)途中の猫を発見しました!
「あ!猫♪」「あ、猫☆」
喜んでいると、
「猫好きなんですね?触ってもいいですよ」と川村さん。
しかも、行きで見かけた場所と同じところで、同じ猫を発見しました*
また見ちゃった、この子~*嬉しかったなあ♪
すると、「よく高円寺の猫の額さんに行きますよ」と川村さん。
「わ~☆猫の額さん、わたしも好きですよ*」
「猫の額さん、すごくよく取材されてますよね?」
「はい、今度、また下旬に行きます」
「あ、もしかして、琴坂さんのですか?」
「そうですよ!なんでわかるんですか~*」
「私、琴坂さん、知ってます*」
「うわうわ、そうなんですか~☆」

わーお。猫の額さんの話題で盛り上がる(笑)
途中、川村さんとお茶して帰りました。
作家さんと取材帰りに2人きりでお茶するのは初めてです♪
すっごく嬉しかったです~♪♪わぁいわぁい(^0^)/☆(喜*)

こうして、行きも帰りも買った絵も、猫尽くしでご満悦な1日でした☆



ギャラリーながさわ・寿大学第15期生陶工芸科卒業制作展に行ってきました

02/18/2008

2月9日(土)は、既に雪がちらほらと舞っていて寒かったです!
東京豊島区にある、ギャラリーながさわさんにて陶芸家・長澤邦安さんが
講師として教えている、寿大学の陶芸教室の卒業制作展が開催される
とお聞きしたので、行ってきました。

実は、昨年の春に、ギャラリーながさわさんを初めて知って
たびたび、遊びに行ってるのですが、長澤邦安さんが、
陶芸の講師として教えているというお話しは聞いていたのですが、
その生徒さんの作品展が開催されることを2月に入ってから伺ったので
「遊びに行く気持ち」と「どんな作品が見られるんだろう♪」と
わくわくした気持ちで向いました。

それでは、見て行きますよ~♪今回、たくさんありますので、
気になった作品をクローズアップでご紹介してゆきますね!
(わたくし、陶芸まるっきり初心者でございます。作ったことも無いですし、
 勉強もしておりませんので、思ったまんまの感想で言葉足らずなところも
 多いと思いますがご容赦いただければ・・・と思います。)

おお!もう初っ端から目が釘付けになってます。先が思いやられるな~(笑)

この右側の器、下側の濃い茶色部分と鶯部分の色と白い部分と
なんとも色合いが好みです~* とってのねじれと、下のふくらんだ部分とか、
いいですね~。名古屋の、ひつまぶしが有名なお座敷に置いてありそうな!

はあ~♪このカップの、ココア色の最上部と、
カプチーノ色っていうんでしょうかね、そして白色の3つの層の
この柔らかなうねり具合ですか。あったまりそうです~*

お隣の、お抹茶を飲むような、大きな器。
茶色の砂地に白い風が舞いすべるような柄が好みです!
手にとってまじまじと、いろんな方向から見てみたいですね!

手前の大きな器、形いいですよね~。こういう器って、
何を入れたら一番綺麗なのかなあって想像すると楽しいです。
ふと、ところてんとか、くずきりとか浮かんじゃいました*

この瓶、かわいいです!
横に入ったり、縦に入った線?柄?染みこんでいる色といい、
なんか恥ずかしそうな感じがして撫でたくなりますね*
隣の小さい器は、上手に撮れなかったのですが、すごくいい形で
色もおさえてあって渋いけどカッコイイな~!と思いました。

これは~!ねずみの絵の丸皿も目が行きましたが、なんといっても、

なんですか、この金色のきらきらは?!まぶしてあるんでしょうか?
散りばめてあるんでしょうか?どうやったら、こうなるの、不思議~!

ああ~。写真がうまく撮れませんでした。ごめんなさい。
この小さな器は、すっぽりと、手のひらに入ってしまう大きさなんですが
見る角度によって色が変わって、一目で気に入りました!
金銀砂子のいろんな色の砂が混ざり合って、その中にきら♪
と、一瞬だけ、光るものが見えるときがあるんですよ。
万華鏡の中の一部分を切り取って粉々にしてから平面にして、
それを再度器にしたら、こんな感じになるのかなと。
すっごく綺麗で存在感ありました!いつまででも眺めていたい一品☆

う~ん!あれ~これもまた目が釘点けに!!

こっ、この左の器、しぶい!!!ねずみ色地に風なのか雲なのか
空気の流れのような白い浮遊柄があって、木のような柄も見えます。

こちらも、ほんと好みです!!好みというか、惚れました*
海の白い波しぶきにも見えてくるし。手にとってくるくる回しても
どこまでも止まらなくて。こんなに小さいのに、いろんなことが詰まってる。
なんとなく、日本というか、中国大陸の歴史みたいな感じがしました。
かっこよくて渋くて重みがあって。
こ~れは、やはり、日本酒などを飲むんでしょうか?
マイ箸ならぬ、マイ杯で持ち歩きたいです!!
この器が似合う人間になりた~い!わたしには100年早そうですが・・・。
見てると、いろんな妄想がでてきてしまいます。
日本酒の新作の広告ポスターとかCMに使いたいですね*

こちら、真ん中に目が釘付け!!これは一体、なんなんでしょうね?
右にある、器の紅色って珍しくないですか?紅いお空に白いお山が雪が溶けて
青く光ってるみたいです(と、わたしはそう見えただけですが)
ひとすじ、段が入ってるんですよね。これも不思議です。

うーん!カッコイイです!逆三角形の上段と長方形(筒型)の2段重ねみたい。
丸い柄とそこを横切る線の面。浮かんでみえる青色とか、クラシカル~♪
お隣の下が丸い瓶も、お洒落。やっぱりひし形部分の尖ったところと
下の丸い曲線に目が行く。色も深緑で落ち着きます*

この左側の茄子みたいな深い色も好きですが、右側のさつま芋色に
黄な粉色がまぶしてあって、深緑色のてろん♪とした零れた雫みたいなもの、
全部好みです~*なんか甘酒入れて飲みたいな~*

なんか、普通に、お店で売っていても、わからないですよね。
このシリーズものみたいな、白地に上が緑色。右奥の器の下が
茶色のへの字みたいな波線があって可愛いです。左手前の器は、
ちょっと窪んでるところがあって、これは持ちやすいように、ですかね?

左側の、大根(?)の絵が描いてある白いお椀は好みです♪
何故か、あったかい感じがするような気がします。
右側の平皿。丸いふち部分に、プリンのキャラメル部分みたいな
てろっとしたポイントと、薄い緑のワンポイントが。食べたい*
このお皿、何を入れたら可愛いでしょうかね。
お菓子だと、こつぶっことかかな*

この真ん中の、お抹茶を飲む器、凄いですね!
白い雲なのか、動く流れる物体みたい。竜とか・・・?
なんか、この面だけ持って、そのまま京都のお寺に行きたい気分*
でも、隣の小さな器も、可愛い!お花の絵ですかね?
桜かな?もっとよく見てくればよかった~。。。

え~さて、このように、ひとつひとつ見ていくと止まりませんので、
長澤さんと、当日いらっしゃってた生徒さんにお話を伺いました。
もともと、板橋区に住む、60歳以上の地域の老人クラブに所属する方々を
対象に開かれている寿大学。近年はクラブに所属しない方も
この陶芸教室に入学できるそうです。陶芸家の長澤邦安さんは、
ここで、講師として30年、皆さんに教えてきたそうです。
「30年?!もうそんなになるんですか!」聞いてびっくりです。

30年記念で、このたびこうして生徒さんの作品展を開催されたそうです。
毎月2回、2年で終了だそうですが

「2年くらいが、余裕が出てくる。1年じゃ慣れるまでに終わってしまう。
 教えるといっても、こうやっちゃダメ、ああやっちゃダメではなく、
 基本、基礎を伝えて、皆さんの持ってる力を引き出す。
 生徒さんに任せる。自分の出来る範囲で作りなさいと話しています」
と、長澤さん。

当日、展示作業にいらしてた生徒さん方に聞いてみると、

「土いじりははじめてで、全くの素人なんですが、
 見てて、子供のとき遊んでたのを思い出し、
 子供が粘土をこねるのと同じで、とっても楽しいです。
 先生は、懇切丁寧に教えて下さいますし、皆で話しながら、
 交流しながら、手を動かして、落ち着いて作れるので楽しいです」

「あるとき、急に物凄く楽しくなる時期がくるんだよね。
 あれ、不思議だよね。毎日いたずらしたくなるようなね」
と、長澤さん。皆さん、全員うなずいてました。

「どういう形で出来上がってくるかが、楽しみ。
 絵付けをするものもあるし、じわじわと段階を経て形になっていくので、
 がっかりすることもあるけれど、うまくいくと、とっても嬉しい」

「薬によって微妙に、色が出てくるのが予測がつかなくて楽しみです。
 やきあがると嬉しいです。感動します。子供を産んだような気持ちです。
 素人なので、例えばうまくいかなかった場合でも、
 温度が上がらなかったんだよとか、釜の中の置きかたかなとか、
 そういう詳しいことは、わかりませんので、
 先生がいろいろ教えてくださるので、勉強になります」

「陶芸は好きで見てました。土ひとつとっても、先生は、
 初心者の私たちのために、慣れないからと、
 作りやすい土を選んで用意してくださってるんです。
 それでも、うまくいかない。難しいものもある。
 でも、焼きあがるときは、いつも楽しみです。
 陶芸は、基本を応用してアレンジすることだと思います。
 先生から教わったことを応用する。どれだけ丁寧に出来るか。
 何度も繰り返す。基本を踏まえた上で、自分で出来ることを
 どんどん出していく。これに尽きますね」

「焼き上がりが楽しみです。あがってみないと、どうなってるのかがわからない。
 同じものを作っていても全く違うものができあがるのが、面白い」

「これが1年目、これが2年目、これが3年目の作品。石の上にも3年です。
 陶芸を教わっているんだけど、陶芸のほかにも、
 人生を教わっているような気がする。継続は力なりとかね」

皆さんのお話を伺っていると、凄く楽しい気持ちになってきます!
わたしは、子供のとき、破傷風の映画が放映されて衝撃的だった為、
親から土いじりをしちゃ駄目と言われ、砂場遊びをすることなく、
泥んこ遊びもすることなく、大人になってしまったのです。
また握力も無かったため、粘土も苦手で全くいじりませんでした。

大人になってから、豆腐の白和えにはまり、よく買っていたら、
総菜屋さんに「自分で作ったらいい、簡単よ」と作り方を教わりました。

そこではじめて豆腐を買って、もちゃもちゃと自分の手で
豆腐を崩していったのですが、もにもに、ふやふやと。
豆腐が手の中であわさってゆく感触が、たまらなく楽しい~!!!!(喜*)
もしかして、砂場遊びって、こんな感じ?!?!
手の平から感じるものって、こんなにダイレクトなんだ!!!???
こんな楽しいなら、子供にさせてあげよう!
子供は、こういう手遊び、大事だよ、きっと♪♪
だってこんなに楽しいもん!子供、ぜったい、よろこぶよお~☆(嬉*)

・・・こうして、随分大人になってから、ようやく気がつきましたが、
まさに、土いじりって、こんな感じなのかもしれませんね?

「基礎は大切。基礎ができてないと応用はできない。
 忠実に繰り返して、繰り返して、ようやく身に付く。土の形や固さは全然違う。
 固ければ、水を使って柔らかくし、柔らかければ、水をとる。
 土とお話しをしながら、作っていくことが大事」
と長澤さん。

陶芸は誰でも憧れると思います。陶芸教室は全国たくさんありますよね。
迷ってしまうくらいあります。実際に習ってる方もいらっしゃるでしょうし、
作り続けている方、教えてる立場の方もおいでだと思います。
わたしのような初心者ですら
「体験教室とか、やってみたい~*」と憧れる陶芸。
どうしてこんなに、わたしたちは、陶芸に魅かれるのでしょう。
想像してみました。

土を触ることから始まり、自分の手のひらで、土を知り、
土の具合をはかりながら、かたちにしてゆく。
そこには、土、陶芸を知り尽くした先人の皆様の知恵がある。
その「基礎」「基本」を学びながら、
自分の手がやがて、土とフィットしてゆく感覚を覚えながら、
薬や、焼き具合の火のことなど、まだまだ先はいっぱい。
はやる気持ちを抑えながら、手から意識を伝えて動かす。
ひとつひとつ自分がやったことの結果と対峙する時。
わたしたちは、きっと、楽しくて楽しくて仕方が無いのかもしれません。
こうなるのか!ならば、次はこうしよう!
うまくできた!ならば、もっと、こうしたい。
こうなってしまった。なら、こうしたら、どうなるんだろう。
こうしたいんだけど、そうするには、どうしたらいいんだろう。
考えながら、基礎にまた立ち返り、積み重ねる事で、
手指が覚え、気付くことが増え、発見に会い、
小さな喜びに直面するときが増えてゆく。
それでも予想できないことがたくさん、たくさん、降ってくる。
それもまた未知との遭遇。嬉しいと受け止め培われてゆく。
失敗しても、もう1度土に返して作り直すこともできる。
陶芸って、広い宇宙に自分の星を作って送り出すみたいだ~~☆

「教えたことを、みんな、やっていく。
 すると、教えたことを、くずしてゆく。
 そして、いつか、教えていないこともやっていく。
 こういうのも、ありかー。発見する。それでいいんです」

長澤さんの言葉に、はっとしました。
冒頭の
「基本、基礎を伝えて、皆さんの持ってる力を引き出す。
 生徒さんに任せる。自分の出来る範囲で作りなさいと話しています」
の言葉と繋がった気がします。

そういえば、以前、長澤さんのスケッチブックを拝見したことがあります。
それはそれは膨大な量のスケッチでした。
動物図鑑や宇宙辞典なんかよりも更に更に面白いものが溢れていました。
そこには緻密で細密で気が遠くなりそうで目の前にありそうな、
頭がこんがらがりそうで、ひっくり返って笑ってしまうような
ありとあらゆる不思議なものが、眩い星屑のように散らばり泳ぎ
今にも飛び出してきそうでした。そのスケッチを見たとき
「ただ漠然と好きなものを好きなだけ、
 思いついたまま作っているんじゃないんだ」
「やっぱり、研究する、積み重ねなくして、
 ものづくりは、なにも生み出さないんだな」
同時に
「可能性は無限なのだから、決め付けてしまっては、つまらない。
 決め付けて安住してしまったら、そこから先は、もう、進めないんだ。
 作るって、こういうことなんだな」
と感じたのでした。

最後に、写真を撮らせて頂いたのは、こちらの方の作品です。

何故かわかりませんが、なんでか、ほっとします。うるっともします。
陶芸って、自分の手のひらの加減で形がある程度決まるんでしょうか。
土に移ってしまうんでしょうか。肩に力が入っていたとしても、その通りに、
肩の力が抜けていても、指に力があれば、その通りになるのでしょうか。
薬や火が違う新たな側面を照らし出してくれたとしても、
自分という器は、自分でしか形づくれない。
今は見えないことも、自分をコントロールできるようになるのも、
積み重ねていくうちに、いつかわかる日が、身に付くときがくるでしょうか。
それはきっと、多分、誰も教えてはくれない。教えてもらうんじゃなくて、
自分で気がついて自分で身につけていくしかないんだ。

陶芸教室の生徒の皆様は、御年60歳以上の人生の大先輩。
でもその大先輩も、わからないことはわからないので、
先生に教えてもらい、ご指導いただき、学んでゆきます。

わたしは、まだまだ、でこぼこ一年生。人生探索途上中。
まだまだ、楽しいことも、厳しいことも、沢山あるから。
焦らず、どんどん失敗して苦労して。この手で、少しずつ吸収していこう☆
そんなふうに思った1日でした。

さらっと流れる風のように、
教室の皆さんを、しっかり導いてくださる長澤さん。
30年、お疲れ様でした!そしておめでとうございます!
これからも、引き続き、陶芸教室の講師として、頑張ってください☆
陶芸教室の皆さんも、これからも、元気で楽しく作っていってくださいね!
どうも、ありがとうございました*

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